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●2024年頭にあたって

合唱力に磨きをかけ、夢もふくらむ多彩な合唱活動を!

                          2024年1月  団長 田村富彦

 今年は、内外ともに大揺れのなか、年明け早々に大変な災禍に襲われながらのスタートになりました。
私たちの合唱活動も、被災された方々に思いを馳せながらの練習開始です。 昨年5月、私たちはいまだ収束しないコロナ禍を乗り越えつつ、何よりも一昨年の「第九」に続く「カルミナ・ブラーナ」の合同演奏会を大成功させることができました。この演奏会は指揮者・岩本達明氏の2年遅れの還暦記念コンサートでしたが、同時に教職を辞してプロの音楽家として独立した岩本先生の最初のステージでもあり、ミューザ川崎シンフォニーホールで他の合唱団・グループとともに350名もの大合唱をやり遂げたのです。
  いっぽう、昨年は当団の女声陣が「おかあさんコーラス」で県大会・関東大会の優秀賞、8月の全国大会で「ひまわり賞」という快挙を成し遂げ、喜びに湧きました。入賞をめざす特訓は、私たち市民合唱団の合唱力、歌唱表現力を飛躍させる取り組みになりました。 今年は、この女声陣に続いて男声陣、合唱団全体の水準向上につなげることをめざし、多彩な曲目を歌う5月の定演を中心に、いくつかの応援出演などにも応えながら、合唱力をさらに磨き上げたいと思います。

 この2年間で新たに多数の入団者を迎え、合唱団は活性化しています。いっぽうで、市民合唱団として常に男声陣の募集に力を入れ、補強しなければなりません。 また、定期演奏会はホールを満席にしてこそ成功する、これは創立以来の私たちのモットーです。 合唱水準を高め、合唱祭や各種コンクールにも挑戦する、定演も満席で開催する、来春の台湾への海外演奏など合唱活動の夢を次々と実現する――、年頭にあたって、皆さまへのメッセージといたします。




様々な試練を乗り越えて合唱活動を続けます     

                             2022年1月 団長 田村 富彦


  私たち混声110名を擁する高津市民合唱団は、昨年(2020年)新型コロナの急襲で、創立30周年記念の海外演奏(台湾)や「第九」の演奏会などを 延期、さらに半年間も通常練習の休止に追い込まれました。
この試練のなかで、コロナ禍により外出を自粛せざるをえないメンバーが半数という体制でしたが、オンラインレッスンを通じてかろうじて練習を維持し、 昨年9月からは「歌うマスク」着用で通常練習を再開しました。

❏長期にわたる練習休止にもめげず定期演奏会を開催
  2021年早々再び緊急事態宣言が発出され、感染の収束を見通せない厳しい状況の中でも、創意工夫をこらしたオンライン練習を継続し、6月5日には、 感染防止策を講じつつ「ミューザ川崎シンフォニーホール」にて第28回定期演奏会を無事開催しました。
馴染みのある日本の名曲の数々を歌い上げ、コロナ禍でも多くの観客の皆さまをお迎えし、会場が一体となって音楽を楽しむ感動的な演奏会を実現する ことができました。

❏コロナ禍を乗り越えてあの「第九」の大合唱を  
 今もまた、新たな変種が出現する新型ウイルスで、人々がさらに分断、孤立させられ、文化活動も長期 にわたって停滞しそうな状況ですが、だからこそ私たちは合唱団として歌う喜びと夢を持ちたいものです。感染の収束が見通せる暁には、延期した「第九」 の大合唱を壮大に開催する予定です。
あの第4楽章の一節「あなた(歓喜)の奇しき力が、時流が厳しく切り離したものを、再び結び合わせ、…すべての人びとは兄弟になる!」を、 新たな思いで歌い上げたいと思います。 そんな日が必ず訪れることを祈りつつ、さまざまな試練を乗り越えて、合唱活動を絶やさずに続けてまいります。 

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